マイクロ触覚センサによるサインの認識と応用
~Application of hand sign identification using multi axis tactile sensor~
情報理工学部
教授 野間 春生
研究内容
我々の開発したマイクロMEMS触覚センサはその直径が1mm以下であるという特長を生かし、これを人が触れる道具と指先の間に実装すれば、道具を使う様子を計測できる。このセンサの可能性のひとつとして、ペンの軸部にマイクロ触覚センサを実装し、指がペンに加えた力を記録する電子ペンを開発した。複数の被験者に同じ筆跡を書かせた結果を、SVMによるパターン認識処理を施した結果、筆跡毎にユーザの自動識別を可能とした。これを、サイン(署名)に応用すれば、同じサインを別の人が真似ようとしても、それを偽であると認識できる。