健全で効率的なエネルギー利用・資源循環に関する研究
~自然科学と社会科学の融合~
理工学部 機械工学科
教授 山末 英嗣
研究内容
エネルギーや資源に関する問題を解決するため、自然科学と社会科学の両者を融合させた研究を行っています。前者ではマイクロ波を用いた革新的低エネルギー型製錬およびリサイクル(マイクロ波メタラジー)、廃棄物利用プロセス、環境配慮型材料に関わる熱物性測定等、後者では開発材料やプロセスのライフサイクル思考を用いた環境影響評価や物質フロー分析を行っています。特に近年は、材料やプロセスの背後に隠れているエネルギー投入や採掘活動、すなわちエネルギー強度や資源強度の見える化に注目しています。全ての研究は、国内だけでなく広く全世界を対象地域としており、SDGsやパリ協定を強く意識し、効率性と健全性を追求した国際資源循環シナリオの構築を目指しています。