培養細胞を用いた開閉可能な人工腸管とその薬効評価応用

~創薬スクリーニングに貢献するマイクロマシン技術と細胞培養技術を融合した人工腸管~


理工学部 機械工学科
バイオメディカルデバイス研究センター

教授 小西 聡

研究内容

培養細胞組織の薬効評価応用について、開閉可能な人工腸管を開発した。
細胞組織を培養する基材にマイクロマシン技術で人工筋肉を形成し開閉機能を付与した。人工腸管は、培養時は平坦な形態にし、培養後に人工筋肉により円管形態に変形させることができる。円管状の人工腸管は潅流系と接続して薬剤潅流試験ができる。適宜開き内部を観察し、また閉じて潅流試験を再開できる。各種薬剤の吸収評価も進んでいる。

応用例

企業へのセールスポイント

  • ・薬剤開発初期における創薬スクリーニングの
     コスト削除に貢献
    ・体液の流れを再現した腸管内薬剤動態評価
    ・人工筋肉による円管の開閉。培養・観察・回収・
     評価の簡便化

研究キーワード

人工腸管 ・薬効評価 ・マイクロマシン ・灌流培養装置 

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