微生物燃料電池で電源不要!廃水や土壌のセンシング装置

理工学部 電気電子工学科

教授 田口 耕造

電極部のメンテナンスが容易であり、長期安定動作を実現

土壌中、廃水中の水面に浮遊させることで、水中の有機物に応じて発電動作可能な微生物燃料電池を開発しました。

電極材料に廃棄物を混ぜることでアノード電極、カソード電極のコストを下げ、同時に、微生物燃料電池の出力を向上させています。電極部以外は3Dプリンターを使用して作成しており、安価に大量生産を行うことも可能です。

電極部のメンテナンスも容易であり、家庭排水での発電も可能なことから、河川・池・廃水中の有機物濃度などのセンシングを長期的に安定発電を行えます。簡易な装置で手間なく水質を検査することが可能です。

新規性・優位性

  • ●廃棄物を利用した電極
  • ●安価かつ大量生産可能な微生物燃料電池
  • ●電極部のメンテナンスが容易であり、長期安定動作を実現
  • ●低濃度有機物、毒物検知も可能。

応用・活用例

  • ●農地、植物工場での有機物濃度評価、農薬評価。
  • ●土壌、河川、池、湖、工場排水、家庭排水中の有機物・毒物センシング。
  • ●土壌中に差し込む、河川などに浮遊させることで外部電源なしで発電とセンシングが可能であり、IoTデバイスを用いることで多地点同時計測を容易に実現可能です。

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