新たな紫外光源を利用した水処理技術の開発①

~様々な波長の様々な光源。水や空気をきれいなものに。~


理工学部 環境システム工学科

教授 神子 直之

この研究者の情報をみる

研究内容

紫外線光源として広く用いられている低圧水銀灯は、253.7nmを主波長としている。ここでは、222nmおよび282nmを主波長とするエキシマランプも用いて微生物の不活化実験を行った。また、それ自体では不活化能力を持たない365nm主波長のブラックライトを同時に照射し、
不活化効果への影響を調べた。その結果、222nm波長においてのみ、不活化効果が増大した。

応用例

水の紫外線消毒は、例えば耐塩素性と強力な感染力を併せ持つクリプトスポリジウム対策として水道においても用いられている技術である。塩素と併用することで、様々な水質要因(紫外線を遮蔽する懸濁物質や、紫外線を吸収する栄養塩類など)に対して強靭な消毒手法となる。水道以外でも小規模な飲料水供給施設、産業用水製造プロセスに適用可能である。
また、紫外線照射量を大きくすることで促進酸化(AOP)による微量有害物分解にも有効である。

セールスポイント

・ 無薬注の処理であり、微生物の不活化以外の水質変化が少ない。
・ エキシマランプ等無水銀光源は世界の無水銀化に貢献し、廃棄時にも環境に優しい。
・ 低圧水銀灯による消毒では光回復の懸念があるが、抑制型ではそれが無い。
・ 有害物を、処分が必要な除去ではなく、分解することが可能である。

特許情報

特願2016-157620

研究キーワード

エキシマランプ ・クリプトスポリジウム対策 ・光回復抑制型消毒 

CONTACT

お問い合わせ

産学官連携活動一元窓口
立命館大学 研究部 BKCリサーチオフィス

TEL 077-561-2802 FAX 077-561-2811
MAIL liaisonb@st.ritsumei.ac.jp

研究・産学官連携のHPはこちら

研究者学術情報データベース