安全な再生医療をめざす新規多能性幹細胞マーカー抗体の開発

~iPS細胞の品質診断・がん化の可能性のある未分化細胞を識別できる抗体の作成~

総合科学技術研究機構

上席研究員 川嵜 敏祐

研究内容

iPS/ES細胞を特異的に認識し、胚性がん細胞には反応しない新規単クローン抗体R-10GおよびR-17Fの作成に成功した。これらの抗体は、再生医療において安全で品質の高い移植細胞の調製に有用性が期待できる。

R-10G

iPS細胞コロニーを先行品マーカー抗体とまだらに染め分けることから、未分化iPS細胞の多様性、不均一性を検出することが可能であり、品質の良いiPS細胞と悪いiPS細胞を見分ける分類、分画ツールとして有望である。

R-17F

iPS細胞コロニーに含まれるすべての細胞を認識し、これらに対して強い補体非依存的な細胞傷害活性を示す。このことからR-17Fは、移植後にがん化する可能性のある未分化細胞の選択的除去ツールとして有望である。

活用・応用例

1:品質の良いiPS細胞と悪いiPS細胞を細胞表面マーカー抗原の発現プロファイルで、見分けることが可能となる。

2:R-17Fで処理することにより、移植後にがん化するおそれのある未分化細胞を選択的に除去することが可能となる。

特許情報

特開WO/2014/098243/特願2014-553234/特願US14/654,376

研究キーワード

ケラタン硫酸 ・ヒトiPS 細胞 ・再生医療 ・糖脂質 ・糖鎖エピトープ ・細胞傷害性抗体 

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